#187 こんな時は安定の「ごはんもの」を読もう。

一味違う、ごはんもの/『定食屋「雑」』
※ 一番下に、本屋巡りの買い物記録があるので、お時間ある方は最後までぜひ。
Akane 2024.11.10
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気温がぐっと下がって季節が進んだ1週間でしたが、今週はいかがお過ごしでしたか? 基本的に部屋に引きこもりがちなので、その寒さの実感を得られないまま、お出かけがあって外に出たらめちゃくちゃ寒くてびっくりしました。

さて、先日11/7は二十四節気で言う「立冬」で、暦の上では冬に突入です。先週やり忘れてしまったのですが、いつも『旬のカレンダー』を見ながら毎月の旬を一緒に見るコーナーを細々やっているので遅ればせながら今月も。

11月の旬の野菜は、大根、ネギ、小松菜など。農家さんの努力もあって季節を問わずスーパーで買えるけれど、今が旬なんだそう。そういうのに気がつけるのも、この本のいいところ。11月からは真牡蠣がシーズンなのでカキフライを見ることも増える時期。季節の味・銀杏の素揚げもキレイで私は大好きです。それからボジョレー解禁も11月!

花で言うと、バラ。バラは春のイメージがあるけれど、春バラと秋バラがあるらしく、春よりも色が濃いのが特徴だそう。山茶花や紅葉など赤が美しい季節も今月。そして、芸術鑑賞や秋の夜長の読書などが楽しめる季節です!

ちなみに、『季節の兆しカレンダー』なるものが発売していたことに気がつき、本屋さんに注文済み取り寄せ待ちステータスであります。『旬のカレンダー』の続編で、二十四節気をベースに描かれているのだとか。届いたらこのコーナーがパワーアップするかも🔥

さて、私ごとですが、今週は平日は全く読めませんでした。色々あってめちゃくちゃ仕事していました。ずっとパソコンに向かっていて目と首肩がバキバキです👀 ふと鏡を見た時の自分の目と体を伸ばした時の音が怖い...


さて、そんな疲れた時にでも読みたくなってしまうのが、安定の「ごはんもの」。それも、やさしいばかりではない、色々と思うところのある大人たちの集まる、ちょっぴり無愛想な距離感が心地のいいお店。

ということで、今日もゆるやかにご一緒くださいませ。

***

一味違う、ごはんもの

「これは他のカフェやごはん屋さんの物語とは一味違ったな」というのが読み終わった直後の感想でした。

私はごはん屋さんやカフェが舞台となる物語が好きで、気がつくと手を伸ばしてしまいます。比較的柔らかい雰囲気の作品が多いし、なんといっても作家さんたちの美味しいものの表現の豊かさを楽しむのが好きなんです。

「ごはん(おやつ)もの」は、飲食店を舞台に、そこに集まってくるお客さんたちの抱えている悩みと店主さんたちとのやりとりを描く作品が多いような気がして、この物語もきっとそうなのだろう、と読み進めると早々に、おや?ちょっと様子が違うぞ、と気がつきます。

これは、なんだか違った面白い方向に行きそうだと序盤から確信できたその物語は...

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