#184 話題の『地面師たち』読んでみた。(面白かった...!)
早いもので、10月も後半です。街の人々の服装に長袖や羽織ものが増え、心地の良い気候の週でした。一方で、私は季節の変わり目にばっちりやられて、なかなかに不調続きの週でもあったのですが、お変わりないでしょうか?
同郷のお友達とごはん。旬の食材で作ってくれる美味しいごはんやさんへ。話に夢中で以後写真なし(あるある)
不調で仕事のペースが落ちたのもあって、週の前半は正直読書まで辿り着かない日が多かったのですが、復調してからは反動のように1日1冊ペースで読んでいました。読書体力と、時間の余白と、いい本との出会いが重なって、飲み物で言う一気飲み状態に。「あと少し...」と思いながら眠りにつくのっていいですよねえ。
読むギアが入ったのは、目当ての雑誌を買いに行った書店さんで、平積みになっていた原田ひ香さんの新刊『あさ酒』とNetflixで話題の『地面師たち』の文庫が目に入ったからなのですが、本屋さんに行くと、つい予定外の本を買ってしまう...!と困った風に言いながら、一方でそれを楽しみに本屋の扉を開いているような気もします。
ananが星のカービィエディションが出ていて買ってきました。思ったよりカービィの特集少なかった...
「見守り屋」という深夜に人を見守るという仕事をして、昼前に仕事を終えて一杯やって帰る『ランチ酒』シリーズの続編となる『あさ酒』の方が期待度が高く先に手をつけたのですが、結果的に後に読んだ『地面師たち』が、なかなかにスリルある展開で面白く読めたので、今日はこちらをご紹介させてください!
登場人物カードが強め、緊張感で離さない
「地面師」という言葉を知ったのは、それこそNetflixでドラマが話題になっていたからでした。
「師」という言葉をつけると何かに突出して長けたプロといった印象がありますよね。なんで作家・小説家は「家」で、弁護士や税理士は「士」で、同じプロでもちがうんだろう...と思って調べてみると、きれいに当てはめられないものもあるけれど、概ね国語辞典では、
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師 → 学問や技芸を教授する人、特定の技能を身に付けている人
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士 → 一定の技能や資格を持つ人
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家 → その道いに優れた人(芸術関係が多い)
らしいです。
すみません、話が脱線してしまいました。戻りますね。