#80 今年、残り100日切ったらしいです。

ポップで楽しい小説を🍿からの、ちょっと切なげな喪失のあとに、生きる力を少し上げ、短歌で締めました。
Akane 2022.09.25
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急に「はい、秋!」というように空気が切り替わった1週間でしたが、いかがお過ごしでしたか? 体調など崩したりしていないでしょうか🥲

ランチ酒の表紙で🤤してたところにお友達とのホームパーティで念願叶う🥟(尚、焼いてくれたのは友達)

ランチ酒の表紙で🤤してたところにお友達とのホームパーティで念願叶う🥟(尚、焼いてくれたのは友達)

ここのところ慣れない薬の服用をしたら、副作用で心配になるくらい眠ってしまって仕事の締切ギリギリでアセアセ、なんてことがありました。(徐々に慣れてきたようで、もう大丈夫です。そして元気です)

自分のからだなのに自分でコントロールがきかず、「うそでしょ?」というくらい眠ってしまい、無力だな...と思ったのでした。。

その頃、私以外にも「うそでしょ?」と思っていた人がいた模様。

場所は打って変わってニューヨークで、彼女の場合は薬じゃなくて、ある不思議な力を前に人は無力だな...と思うのだけれど。

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ということで、なし崩し的に今週の本の紹介に入っていくんですが、先日読んでいて、ついつい夢中になってしまったのが、こちら、『ニューヨークの魔法使い』。

なんていうか、一言で言うと、カワイイ😍(prettyじゃなくて、文のリズムや訳の仕方がcuteという感じです)

田舎町から最先端の街・ニューヨークに上京し、広報アシスタントとして気分屋で不機嫌な上司の元でモヤモヤしながら働いていたケイティ。ニューヨークでは仮装をする人が多いし、田舎では見たことない生き物にもしょっちゅう遭遇する。周りのニューヨーカーたちのようにケイティも気にしないようにしてきたけれど、最先端とはいえ、いつまで経ってもやっぱり変な街...。

ケイティは、ある日、奇妙な男からヘッドハンティングを受ける。でも、これといって大きな実績もない広報アシスタントにヘッドハンティング、しかも、仕事内容は書いておらず、「あなたしかいない!」と書かれたオファーレターなんて、どう考えても怪しすぎ。

だけれど、上司の横暴に「キレ」ちゃったケイティは、勢い余ってオファーレターに返信してしまう。早速面接に呼ばれ、その会社に足を運ぶと、そこでケイティは驚くべき事実を知らされる...

という話なのだけれど、気になる相手との恋に、一風変わった転職先の仕事に、まだ慣れないニューヨークの暮らしに、とにかく一所懸命なケイティ。見ている方が焦ったくて応援したくなります。なんだか妹を見守る気持ち...。(妹いたことないけれど)

30分の連続ドラマのような滑りの良いテンポで、魔法版「ブリジット・ジョーンズの日記」と評されているのも納得。

いい意味で深刻になりすぎないから読んでいて気楽。終始明るくて、同僚たちの冗談もルームメイトが持ってくるハプニングも、なんならケイティの愚痴ですら、なんだかポップな感じ🍿

1ページあたりの文字は割と詰まっていて、比較的厚い方の作品だと思うけれど、訳も読みやすいし、スラスラ読めてあっという間に読了〜!(特に、事件勃発&ケイティが覚醒してくる後半は!)

こちらは頂き物の本なのだけれど、自分ではきっと選ぶことができなかった作品だから出会えて嬉しかった!

ということで、そんな読書体験をつなぎたいなと思って、今回ご紹介しました。興味を持っていただけたら、ぜひ! 🧙‍♀️

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