#141 リアル夜は短し歩けよ乙女。
・ランチ酒、読書巡礼
・夜は短し、読書巡礼
「寒くなるので気をつけて過ごしましょう〜」と言って締めたはずの先週でしたが、どうやら思ったより寒くない...?というような1週間。
通りかかった公園のイチョウも見事で、見事なんだけど、もうあと2週間で今年終わりだけどな...という気持ちになったりもしていましたが、今週はいかがお過ごしでしたか?

忘年会も増えてきて、これを機会にと久しぶりに会う面々も多く、なんだか新鮮で楽しかったです。本も「いつもの」安心感はやっぱりいいけれど、たまに久々のジャンルや領域の本を読むのもハッとすることが多くて刺激になりますよね。
さて、今週は、「小説に登場していた場所に行ってみた」ということで、ゆるやかな聖地巡礼的なことをやってみた話にお付き合いいただけると嬉しいです。
ランチ酒、読書巡礼。
話は11月の文学フリマ東京に遡ります。
文学フリマとは、日本最大規模のZINEやリトルプレスといった個人が発行する、基本的に一般流通に乗っていない本や冊子を販売するマーケットイベントで、私は読書仲間と一緒に11月に東京で開催された文学フリマに「おすすめの本を紹介する共同ZINE」を作って参加したのでありました。
その共同ZINEではテーマを決めて本の紹介をしていたのですが、読書の秋に発行したので印象的な「食べ物」「おやつ」「飲み物」が登場する本を選書しました。

これはZINEの1ページ。ちょっと小さいですが、拡大してみてください👀
冊子を作っている中で、
「どうやら、『夜は短し歩けよ乙女』に出てくるバーのモデルになったバーが東京の中野にあるらしい」
ということと、
「どうやら、『ランチ酒』で美味しそうな焼き魚定食の描写が描かれていた居酒屋も東京の中野に実在するらしい」
ということが判明し、しかも調べたところ、その2店舗の距離は徒歩2分!
二人が考えていたことは同じ...で、文学フリマの打ち上げにハシゴしようということになりました。
そして、今週それを決行してまいりました!

これは「おかわり日和」という2巻に当たる作品。なぜか該当の店が載っている1巻が本棚に見当たらなかった...(あるある)
時は平日18:00。仕事をなる早で切り上げて、中野駅に集合します。中野は漫画専門の古書店「まんだらけ」やサブカルチャーの発信地とも言われる「中野ブロードウェイ」などがあり、いい意味で雑多さが面白い文化の街。早い時間だけれど駅前は結構賑わっていました。