#7 「わたしにお礼はいいから、次に渡して」
こんばんは。Akaneです。今は、ウィルキンソンの炭酸を老舗お酢屋さんのアップルビネガーで割って飲んでいます🍎美味し酸っぱい。
最近のわたしは、ちょっとやりたいと思うことが分からなくなっていたんですよ。(謎の告白)
で、そんな時に、いつもお世話になっている50歳くらいの大人から(わたしもいい大人なんですが)、「とりあえず、いろいろなものを見たり、ひとに会ったり、体験してみれば。好きか嫌いか、わかるために。それから考えはじめたらいい。」って言われて。
私は複業フリーランスという、保障は多くないけれど、比較的時間の調整がしやすい日々の過ごし方を選択しています。なので、そんな風に言われたら「やってみるか」と思って、誘われたら二つ返事で「うん」って言って、できるだけ軽やかに動くことに決めた。
自分から誘えない日本人なので基本待ち姿勢なんですが、なんでか面白そうなお誘いごとが多い時期でもあったんです。なんかそういう流れかなと思って来た流れに乗ってみました。
そして、いつもと違う場所に足を踏み入れる中で、わたしはあるものをたくさんもらうことになったんです。
先にお伝えさせて頂くのですが、今回、ちょっと長いんだ。長話に、どうかお付き合いください。お茶が冷めないうちに終わりたい🙄
「お礼はいいから、次に渡して」
話は飛ぶんだけど、『ペイ・フォアード』という映画って知ってる?2001年と、古い作品だけど名前だけは聞いたことあるんじゃないかな。

ペイ・フォワード 可能の王国 Pay It Forward /キャサリン・ライアン・ハイド / 2000
Pay it forwardは先払い、という意味の英語で、この話は、ざっくり言うと「恩送り」のお話。
物語は新聞記者のクリスが、とある事件の犯人を追う中で、車を大破させられてしまうところから始まる。クリスが呆然としていると、ひとりの紳士が車の鍵を投げてきます。「赤の他人からの善意だ」といって車を置いて立ち去った。
いや、意味わからんってクリスはなる。なるよね。そりゃ。で、どういうことなんだって思い、後日、車を貸してくれた紳士のもとを尋ねた。すると、紳士はこんな話を教えてくれた。
彼の娘さんが救急で運ばれたのだけれど、病院は混んでいて一向に順番が回ってこない。症状が悪化して不安の中にいると、腕に怪我をした男性が、「自分の処置はいいから、この子を見てやってくれ」と順番を譲ってくれた。
紳士は「お礼がしたい」と申し出ると、彼は「僕にお礼はいいから、次に渡して(Pay it forward)」と言った。
クリスはその男性を訪ね、その男性にペイフォアードした人を訪ね…と繰り返して一番初めに「親切」をはじめた人物に辿り着く。それは、ひとりの少年で、『ペイ・フォアード』の主人公、トレバーだった。
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