#8 体の本と本の本の話。

今日は「体」と「本」がテーマ。お気づきだろうか...体は人偏に「本」であるということを...
Akane 2021.04.04
読者限定

なんと(?)、4月になりました。はじまりの季節ですね。こんばんは、Akaneです。今日は甘酒豆乳ちょいビネガーを飲んでます。甘酒1:豆乳2で、ビネガーちょっとが美味しいです。

***

桜の季節に思い出す本

桜が咲いて、あっという間に散ったこの時期に思い出すのは、歌野晶午さんの『葉桜の季節に君を想うということ』。いい意味で最後まで振り回してくれる、どんでん返しが有名な作品です🌸(本棚探したけどなぜか無かった...)

それから辻村深月さんの『光待つ場所へ』。「これから歩み出す」という気持ちになる、5つの短編集。辻村深月さんの他作品に登場してきた人物たちも多く登場するので、読んだことある人は「あ!」ってなるし、これを読んだあとに他の作品を見ると、これまた「あ!」ってなります😏

***

パーソナルトレーニングで本を読む

さて、私事で恐縮ですが、昨年12月下旬からパーソナルトレーニングなるものをはじめたんです。生粋のインドア派として休日は大抵、ふかふかな場所に転がって読書というスタイルで生き抜いてきたので、運動とはある程度の距離をおいてまいりました。

なんですが、体力のなさがここ数年で露呈することが増え、表参道を1日歩き回った翌日に筋肉痛になった時、このままではマズイとはっきりと自覚。

パーソナルトレーニング をはじめるなら、「普通、気合い新たに1月からじゃない?」と言われますが、12月に始めたのには訳があるんです。わたしは、おいしいものの誘惑に弱い。なので、どうやっても節度を守れるように仕向けなければならない...。そう、クリスマス、年末年始といったごはん祭りを。このイベントで食べ過ぎないようにするためにも、12月に始めたのです。

ちなみにおいしいごはんの載った小説を読むのも誘惑です。一番困ったのが角田光代さんの『彼女のこんだて帖』。描写で魅せる小説に、写真とレシピまでついている、誘惑小説です。

私は筋トレと食事指導をしてもらっているのですが、いろんな指導をもらっているうちに、「これは食べたらどうなるのか?」「(私への推奨方法においては)同じイモでもさつまいもはOKでじゃがいもはNGなのは、なんでだっけ」とか、これまであんまり意識していなかった、"からだの仕組み"へ興味が湧いた。するとやっぱりたどり着く先は…本。

この記事は無料で続きを読めます

続きは、2906文字あります。
  • からだの中の大惨事を見届ける
  • もう、大惨事。
  • 本の「確からしさ」「ちゃんとしてそう」の正体
  • 本の本を読む。
  • Q & A

すでに登録された方はこちら