#177 届きすぎてしまった本。
台風10号の影響で各地が大変な様子をニュースで見て心が痛い1週間でした。
私は東京に住んでいるのですが、影響は少ないものの関東の方にやってくる予報を懸念して打ち合わせがなくなったり、出社がなくなったり、時折急な雨でずぶ濡れになっていました。みなさんご自身や周りの方で被害が出ている方がいないといいのですが...
さて、今日から9月なので、愛読書『旬のカレンダー』で今月のことを見てみると...
9月の食べ物は蓮根、生姜、冬瓜...って冬瓜って冬の食べ物かと思いきや「冬まで長持ち」が由来なんだそう。あとは梨とか、鮭とか、新米も。お月見時期にもなるので、おやつは最中。あ、葡萄も旬ですね!もう少し先だけれど、栗が大好きなので秋がとっても楽しみです🍁
『旬のカレンダー』は、そのタイトル通り、毎月の旬な食べ物や行事、家事などを素敵なイラストと分かりやすくまとめた一冊で、もしかしたら一番読み返しているかも...と思う本です。全カラーでつい開くなる一冊なのでおすすめです。(結構「買ったよ」と言ってもらうことも多い本)
今週はなんだか急に忙しくてあんまり読めず、読み終わった本よりもスコーンを焼いた回数の方が多かったかもしれない...
最近アールグレイ茶葉を入れるのが流行っています
今日はちょっと「本を届ける範囲」の話からスタートです。
届きすぎてしまった本
先週、本屋さんが開催していたトークイベントに行ってきました。
お話を聞かせてくださったのは、東京・荻窪にある独立系書店(チェーンの本屋さんではなくご家族やお一人で営まれているような小規模書店)「Title」店主の辻山さんと、ひとり出版社「夏葉社」の島田さんのお二人。
Title 辻山さんの著書『小さな声、光る棚』
ひとりで本を作っていく、夫婦で本を売っていく、という営みをしている中での出来事や、これまでの苦節、一方で「ちいさくやる」と決めたからこそできたことなど充実の1時間半。質疑応答って、なんとなく手が上がりにくいですが盛り上がっていました。(私は大体思いついても手が挙げられないタイプ)
島田さんはひとり出版社として活躍しており、全国でもたくさんのファンが。自社からは自分が編集者として本を出す一方、他社の出版社からは作家として「本を作ること」や「読書」などのテーマのエッセイを中心に本も何冊も出されていて、多くの人に読まれています。
みんな太鼓判の島田さんの最新刊『長い読書』
それについて、多くの人に届くことは嬉しいとした前提で「たくさん売れると届きすぎてしまうことがある」という話をされていたことが印象的でした。