#90 忙しない年末に、いい本をお渡しします。
12月が残り20日ほどとなり、夜が濃くなるのを感じる日が増えました。仕事の帰り道に、自転車でシャーーっと走り抜けると顔がキーンと冷たいです。
ライトアップされた通りを歩いたり、空港や商業施設で大きなクリスマスツリーを見かけたりして「うわぁ華やか」と思うこの時期ですが、同時にいろいろなもの「納め」に世の中が進んでいて、どことなく、いそいそとした空気も感じています。
みなさんは、今週はどんな日を過ごされていましたか?

photo by UnsplashのSabri Tuzcu
とっても私事で恐縮ですが、やりたいことが出てきてお金を貯めようと、新しい仕事を増やし、今週からはじまりました。
仕事仲間・環境・お客さんともに「はじめまして」の連続で、そわそわドキドキミックスな日々に、とにもかくにもHPを激しく消費しており、日課にしている夜読書の時間が取れずに爆睡の日々でした😪
そんな中、週末に立ち寄ったマルシェで偶然ちいさな出版社さん・ビーナイスさんに出会いました。この配信の前日のことです。

興味深い本がずらり〜!
そこで買った本が、いまの私に、とってもじわぁぁぁぁと入ってきて、全然泣くような本というわけじゃないのに、なんだか涙でそうになりました。
悲しいとか感動とかじゃなくて、なんていうんでしょう、「知っている感情が本を通して湧き上がる」感じです。
そう、「その感情知っている!」「その気持ち、今年、私も通った!」という感動があるのです。読んでいると「わかるわかる」と思い出す、みたいな。
かわいいイラストと、日々の暮らしの中にある、私たちの知っている「あの感じ」「その感じ」がやさしくて少なめな言葉たちで彩られた一冊。
例えば、本に書かれた「あの感じ」ってこんなこと。
「コーヒーでも飲みに行こうか」と夜 思い立って一緒に出かける あの感じ
初めて会う人達ととても楽しい時間を過ごしながらもう二度と会うことはないだろうと知っている時のあの感じ
私には、「この本をあげたいなぁ」と思う大切な人たちがたくさん浮かびました。
本が好きな、そして日々を大事に生きる、このレターを読んでくださるみなさんにも、きっと同じように感じてもらえる気がしています。
中の話だけ進めてしまって本のタイトルのご紹介遅れましたが、この本です、どうぞ。
安達茉莉子さんの『日常の中に生まれてくるある瞬間について』。

今週は短いですが、このあたりで 👋
温かいもの飲んで、深呼吸して、ゆっくりする時間も大切に、また来週も健やかに過ごせますように。(自戒も込めて)
納まるまで、あとすこし...!ともに乗り切ってゆきましょう〜!
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