#136 本を作って文学フリマで販売してみた。
・そもそも何でZINEをつくったの?
・制作と販売裏話(準備、当日、販売結果)
急に冬が近づいたように寒くなりましたね。突然の気温の変化に体調を崩したりしていないでしょうか...?
今週、お散歩に出かけた際に好きな本屋さん(東京・神楽坂にある「かもめブックス」さん)に行くも、まさかの臨時休業日。近いうちリベンジしたいと思います。棚の作りや、毎月のテーマ特集が面白い&こだわり豆のカフェが併設された本屋さんです。

少し離れた場所から、もしや...開いてない...!?と近づいてみたら臨時休業の張り紙が。
さて、昨日11/11(土)は「文学フリマ東京37」の開催日で、私も出店者として参加してきました!
今回は、この文学フリマの体験記的なものをお話しさせてください。
ちょっと長いので、「自分で本を作ってみたい」「文学フリマに出てみたい」「作っている人の裏側ってどうなっているのが気になる」など、読み進めるのは多少ご興味ある方の方がいいかもです。
本の紹介が良かったなぁと思った方は、紹介したいイイ本も溜まっているので、また次回のレターを開いてもらえたら嬉しいです🙏
文学フリマとは
ということで、ご存知の方もいるかと思いますが、「文学フリマ」は、その名前の通り、文学のフリーマーケットで、ZINE(自主制作の出版物、リトルプレスのことで”マガジン”の”ジン”からきている)などを販売する大型イベント。
会場には1万3000人近くのひとが行き交い、私のような自主制作をしている方々のほか、商業出版されている作家さんや丸善ジュンク堂書店のような大きな本屋さんも出店されていました。

そもそも何でZINEをつくったの?
私がZINEを作るきっかけをくれたのは、今回の文学フリマにも一緒に出店した本友からのお誘いでした。
もともとは私が開催していた読書会に参加してくれたことがきっかけで、彼女が出店するZINEフェスに誘ってもらい、お客さんとして行ってみたら、なんと楽しいこと...!

東京・吉祥寺パルコの屋上で開催されたZINEフェス
文学フリマよりも規模はかなり小さめだけれど、私は人混みに酔いやすいので、初めて行ったのがここで良かったかもしれません。ゆっくり見てまわりながら何冊か買わせてもらって、手触り感のあるというか、すごく身近な温度を感じる本たちに「こんな世界があるんだなぁ」と思ったんです。
そんなところに「良かったら一緒に作ってみません?」とお誘いしてもらい、さらに「Akaneさんはレターをまとめるだけでも一冊になりそうですね」との言葉を聞いて、「なるほど、灯台下暗し...」となったのでした。

そして出来上がった手紙のようなZINE。
一人だったら「自分で作ろう」なんて思い至らなかっただろうから、周りに一人でもZINEを作っている人がいるといいかもしれないですが、「いないな...でも作るの興味あるな...」という方はZINEフェスや文学フリマなどに足を運んでみると良さそうです。
実際、今回の文学フリマで「自分で作ってみたくて、"何でZINEを作ろうと思ったのか"を聞いている」や「作ってみたいから他の人の作品がどんな感じなのか色々見にやってきた」と言っていた方にお会いしました。
個人的には興味がある方は「やると決めて文学フリマに先に申し込んでしまう」のも手だと思います。期限がないと、なかなか進めないし、世の中にはZINEやリトルプレス専用の印刷所さんもあったり、専用のソフトがなくても結構どうにかなるものです。締め切りに追われる気持ちも結構楽しい...はず。
制作と販売裏話(準備、収支、終わったあと)
ここからはちょっと制作や販売の裏話を。ZINEを作る仲間が増えると嬉しいのでイメージがつくように詳細をお伝えしつつ、とは言ってもみんながみんな向いてる訳じゃないと思うので、反省点・注意点なども一緒に書いてきますね。

📚 準備
私は2023年5月の文学フリマにも出店しているのですが、その時は初回ということもあり、準備不足がすごかった...ということで2回目は反省して、兎にも角にも「早めに準備する」ということを気を付けていた...はずなのですが、人間(私)は、ギリギリになってじゃないと動けないらしく、今回もちょっと反省点を残しました。
主な反省点としては以下の3つ。