#224 本棚の隙間に入れるものを探しに。
8月になったので今月の旬を。 / 『旬のカレンダー』
本棚の隙間に入れるものを探しに。
8月になりました!変わらず暑い日が続いていますが、体調を崩したりしていないですか? おかげさまで、私は元気です。
最近、実用書や漫画を100冊ほど買い取りに出して、久々に本棚に隙間ができました。

ここは漫画棚。スチールの本棚は台がたわまないので意外と良いです。
「本棚の隙間」の棚に高 妍(ガオ イェン)さんの『隙間』が入っているのは本当に偶然ですが(一番最近買った漫画)、床の積み置きもなくなって、「積んでもいいが、床置きはNG」という、のらりくらりと破っていた本の部屋のルールをようやく守り直しました。長らく申し訳ありませんでした。
『隙間』は、台湾から沖縄へ交換留学生としてやってきた楊(ヤン)の物語。
ひとりで介護をしてきた大切なおばあさんを亡くし、想いを寄せていた相手にはすでに好きな人がいることを知り、心が揺れるなかで交換留学に選ばれた楊。沖縄での暮らしを通じて、台湾と沖縄の歴史に触れ、人との関わりのなかで、自分自身や、私たちが生きるこの世界について少しずつ考えていく──というあらすじ。

『隙間』を知ったのは、神保町にある東京堂書店さんの販売ランキングで1位になっているのを見かけて。東京堂書店さんでは漫画がランキングの1位になることは大変珍しいとのことだったけれど、台湾に熱いご担当者さんがいて、フェアを熱心にされていたり、本そのものにも強い魅力があったから、お店の中でじわじわと認知と手に取る人が増えたようです。(ちなみに、2025年6月に4巻で完結!)
それにしてもこうやって、本の魅力で「本が売れる」ことも素敵だけど、本屋さんの魅力で「本を売る」というのもまた素敵ですよね。前に読書会に参加してくださった某大手書店さんの書店員さんが「"本"も好きだけど、"本を売る"のがとても好き」と仰っていたことを思いました 💭
『隙間』は、ポップな漫画というよりは色々と考えさせられる系の漫画ですが、どこか映画のようなスローモーションに見える部分もあったり、絵画のような迫力と余白のある部分もあったり、不思議と「今読んでいたのは漫画であり、漫画でないような…?」という気分にさせてくれます。
8月になったので今月の旬を。
さて、8月になったので、レターでは恒例の『旬のカレンダー』で今月の旬を一緒に見ていけたらなと思います。手元にあると毎月眺めるのが楽しくなっちゃうこの本は、おそらく私が手持ちの本の中で一番開いている本です。おうちにあると、なんだか気分の良い一冊。

8月の旬といえば、まずは夏野菜。ナスやトマト、ゴーヤや南瓜といった色濃い野菜たちが目白押し。カボチャは冬至じゃない?と思うかもしれないけれど、実は旬は夏なんだそう。(毎年、そうだった、と驚いている気がする)夏の風物詩のスイカは、野菜のページ🍉
体がだるくなりやすい夏には新陳代謝を活発にしてくれるスパイスたっぷりのカレーや彩りも明るくて元気の出る冷やし中華が旬の味。かき氷やくず饅頭もこの時期のおやつです。
ハイビスカスや百合、ミントがいい時期。昨日、8/2はハーブの日なんだそう。海水浴や夏祭り、お盆や暑気払い、花火大会など、8月は華やかだったりしっとりしていたり、いろんな空気が楽しめそうですよね🌻
本棚の隙間に入れるものを探しに。
先日、「もしよければ本棚を見たい」というメッセージ(マシュマロ)をいただいたのですが、実は、冒頭の本の整理のきっかけにもなったメッセージでもありました。お部屋と同じで、人に見せるときはきれいにしないと、という心理が働くようです。
というわけで、仕事場の本棚、自宅の本棚それぞれのスペースはこんな感じです。