#1 本屋にあるチョコは最高だ!
はじめに。
昨日は東日本で地震がありました。私は東京に住んでいますが、揺れ、ましたね。天井まである本棚に気を配りつつ、アトリエの花瓶が落ちていそうだ、実家は大丈夫だろうかと色々なことが頭を巡っているところに実家は停電との連絡が。(今は復旧したようです)
私がこれといって何ができるという訳じゃないのですが、皆様やご家族が無事であることを願います。(わたしも、やっぱり実家の家族のことが頭に浮かんでひやっとした。)余震などにも、引き続き気をつけてくださいね。私も気をつけます。
こんばんは、Akaneです。今日のおしゃべりのお供は無印良品の国産とうもろこし茶。
さて、本日はバレンタインデーです。私にとっては、この『イマは短し、進めよ乙女』(略してイマ進)のお誕生日でもあるので、バレンタインデーと重なったことで忘れずにすみそうです。
ということで、改めまして、この初回に立ち会ってくださり本当にありがとうございます🙇♀️ニュースレターって、当たり前なんですが送り先がないと配信できないんです。当たり前なんだけれど、動画や音声の時代に、わざわざ長いメールを受け取ってくれるというのは、すごいことなんです。なので、これからのイマ進を通して、何か返せるものがあればいいなと思っています。
なんでニュースレターをはじめたの?
はじめに、初回なのでちょっとだけ、ニュースレターを始めようと思ったきっかけについて話させてください。
私はインスタでいくばくかの発信をしているのですが、結構前から、「ぴったり」ではないことに薄々気づいていたんです。ご覧頂いたことがある方はご存知かと思うのですが、写真のキャプションに2,000字書き連ねています。流れの早いインスタとの間にスピード感という齟齬が起きている。多分、インスタは "ゆっくり読む"ツールではない...(その2000字を読んでくれる稀有の方々に感謝しかない...)
また、私がインスタを始めたきっかけは、運営に携わっているHEY!LUCYというオーガニックブランドを知ってもらうためだったので、ブランドベースの発信内容(オーガニック)に寄っていたというのもありました。
発信は自由なので好きなようにすればいいのですが、ちょっとテーマや深度が違うかなと思いしっくりこなくて。私は日々幅広い本を読みながら考えを巡らせるのが大好きで、だから、いつか、「少なくてもいいから、こんな話ができるひとたちとゆるい繋がりを持ちたい」と思っていて、そう言う場所を探していたのでした。
真剣にというわけでもなく、どういう形にするかぼやぼやと考えていた時のこと。
私はLobsterr Letterという世界中のおもしろいビジネスやカルチャー、未来の兆しになるようなニュースを集めて、中の人がそこにちょっとコメントを添えて配信してくれるニュースレターを購読しているんですね。これは、月曜日の朝に配信されます。ちなみに12時にはしいたけ占いがLINEにぴこんってなります。しいたけさんは優しいことを言ってくれるのでいい感じに信じて頑張ります。月曜はお知らせが多い。ああ、脱線。戻します。
1月のとある月曜日に配信されたLobsterr Letterに、アメリカで話題のニュースレターサービスの紹介がありました。そのニュースレターサービスは「内省を促す穏やかな場所」であり、大声で主張したりいいねやフォローに向かって走ったり社会に不安を与えるようなことはせず、書き手と読み手が信頼で結ばれるような世界をつくろうとしている。と書かれていたんです。
「これじゃん😳」
そう思って、私は日本で同じサービスがないか検索。で、見つけたのがこの「The Letter」というニュースレターサービスなのです。このサービスは2020年の秋に始まったばかり。作っているのは20代起業家のお二人。ううん、興味深い。私は早速、先行利用リストに申し込みをしました。直感の働かない私ですが、珍しく「やる」とすぐ思えたのです。
面白いものを見つけた、と更新がナメクジクラスのTwitterに1ヶ月半ぶりにつぶやいたところ、それが代表の濱本さんと話をする機会となり、この度配信にまでこぎつけたのでした。(SNSって本当に偶然の総数を増やす装置だな〜)
そんなわけで、はじまった『イマ進』ですが、なんせ始まったばかり。ここはクローズで安全で、だからこそ話せる内容はオープンな場所にできたらなと思うので、ぜひ一緒に作っていっていただければうれしいです。
本屋にあるチョコは最高だ!
前置きなっが!(初回なので許して)でしたが、ようやく本題にまいりましょう🙏
ちなみに本来であれば、本を紹介しながら「生きる」や「大人の教養(リベラルアーツ=自由のための学び)」をテーマに書いていくのですが、初回はバレンタインに重なったということで、ちょっと私からのバレンタインをお受け取りくださいませ🍫
ところで、チョコレートは買いました?
私は毎年自分用を用意しますが、今年もMAISON CACAOで買いました。(今年はネットで)とにかくめちゃくちゃ美味しいので騙されてみてください。
なのですが、それを超えるオイシイやつ、ありますの。ワクワクという意味での。
ということで、全部本命チョコレートブックコレクションをどうぞ!めちゃくちゃいい味しています😏
イギリスに見た目はオジサンなのに子どもの気持ちがよくわかる、とてもピュアな心を持った作家がいる。『チョコレート・アンダーグランド』は、そんなコナンの逆を行くアレックス シアラーの小説。
選挙で勝った"健全健康党"が、なんとチョコレート禁止法を発令!自由と正義とチョコレートを求めて、チョコレートの密売組織を作った主人公たちの革命の物語。設定だけで、そそるでしょ!ちなみに翻訳は金原瑞人さん。誰って?この苗字、どこかで聞いたことあるはず...。そう!『蛇にピアス』で綿矢りささんと共に芥川賞W受賞した金原ひとみさんのお父さんでした。
さて私は森絵都さんの『カラフル』という本に思い出がある。私はもともとIT企業で開発をしている会社員だったんですが、周りはTHE エンジニアのお兄さんが多かった。みんな興味があるのは技術書だけだろうと(←すごい偏見)思ってたら、そんなことなく、本が好きだという話をしたら、THEエンジニアお兄さんが教えてくれたのが『カラフル』だった。好きなことって自分が思っている以上に、遠慮せずにみんなに話をした方がいいと思うんだ。嫌いなものを話されると、なんだか気分が下がっちゃうけど、楽しそうに話されることは、きっと聞いている人も楽しくなるはずだし、それを見たときにその人を思い出す気がする。私はそう。
で、そんな森絵都さんが書いているのが『アーモンド入りチョコレートのワルツ♪』。短編集で、このお話はそのうちのひとつ。ちなみにバレンタインは全く関係ないし、チョコレート自体も出てこない。でも、アーモンド入りチョコレートは大事なキーアイテム。ほっこりサクっと読めるので隙間時間にもオススメ。
そして最後は恩田陸さんの『チョコレートコスモス』。ガラスの仮面にインスパイアされたと言われているお芝居のオーディションを舞台に才能たちのぶつかり合いが刺激的な作品。でも何よりすごい才能って、恩田陸さんご本人よ。。映像の見えない小説の世界で、これでもかって見せてくる圧巻の筆力。宮下奈都さんの『羊と鋼の森』も聴こえる小説だったけれど、『チョコレートコスモス』もまたすごい。ただ、残念なお知らせをひとつするならば、これは未完の三部作の一部目なのです。チョコレートもバレンタインも全然関係ないけど、先が見たいのに見ることができない焦れったい感じは、ベクトルは違うけれどちょっとバレンタインっぽい気もする😏一気読み!
ということで、初回はご挨拶も含めたので長くなっちゃいました。長いなおい、って思ったかもしれませんが、読みたい部分だけ読んで、今日はおやすみ〜でもいいのかなって思っています。おしゃべりは対面だけれど、レターはいい距離感なのでね😏
今後、レタールームというクローズドなオンラインルームでの本トークや、いつかはオフラインの読書会など、適度にゆるく繋がる場もつくっていければなと思っています。
最後に、もし面白いなーと思っていただけたら、お知り合いにちょこっとお話してもらったり、SNS等でシェアしてもらえるととっても嬉しいです。
▼要望や感想・話したいテーマなどもお待ちしています。お悩みがあれば、それを解決できる本を探してきます◎
次回は!
テーマは「天才」について。類稀なる才能を生まれて持ってきたら、しあわせかな?というのを一緒に考えたいなって思います。いろんな小説に登場する天才たちと、頭のいい人たちが考えた才能がひとに与える影響などなど、ちょっと深めに潜水。
それでは、また次の日曜の夜にお会いしましょう👋
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