#139 ひとりアフタヌーンティー読書会。
ついにやってきました、師走です。毎月のように「早いもので...」と言っているような気もしますが、本当に今年最後の1ヶ月が到来しました。
寒さも増すばかりの毎日ですが、お変わりないでしょうか?
月初のルーティーンは『旬のカレンダー』で今月の旬を知ること。今はありがたいことにスーパーでなんでも揃うのですが、知ってるだけでフラットに見えていた生鮮売り場やお菓子屋さんがちょっと面白く見えるから不思議。
普段本をあまり読まなかったり、小説や創作がメインの読書家さんも「買ったよ!」と言ってくれることが多い本です。
12月は、白菜、ほうれん草、温州みかん、ぶりやヒラメ、本まぐろ、クリスマスもあるからローストポークにビュッシュ・ド・ノエル(切り株の形をしたケーキ)、それからシュトーレンに、ホットワイン。大福も旬のお菓子です。いちご大福とか、この季節良く見かけますよね🍓アマリリスやポインセチアなど鮮やかな赤のお花が多くて華やかな季節です。
お歳暮や年賀状の準備...といった家しごとも載っていますが、私はクリスマスカード派です。年賀状はその年に不幸があったら送れないなどがあるのと、案外クリスマスカードって大人になってもらわない気がして🎄 手紙はいい意味で遅くて遠いので、ゆっくりと関係が続く気がして好きです。
はじめの雑談が長くなってしまったけれど、そろそろ本題へ...
ひとりアフタヌーンティー読書会開催。
先日、私はかねてから計画をしていたひとり遊びを決行しました。その遊びとは、タイトルにも書いていますが、「アフタヌーンティー読書」です。
これは2021年の頃の。個人的にベストオブお皿かわいいの場所でした。
アフタヌーンティーといえば、三段のお菓子スタンドにレイアウトされたしょっぱい系のセイボリーに甘い系のスイーツ、それからサクサクのスコーン、さらにちょっと良い茶葉を使った紅茶たち(しかも飲み放題のところが多い)。
お酒の飲めないお友達とも楽しめるし、ゆっくりおしゃべりもできるから私は好きなんですよね。古内一絵さんの『最高のアフタヌーンティーの作り方』を読んでからはより好きになってしまった。
この作品は、老舗ホテルである「桜山ホテル」のアフタヌーンティーチームに配属されたやる気満々の主人公と、「新しいことすればいい訳ではない」と冷たく却下するパティシエを中心にアフタヌーンティーを提供する現場で起こる出来事を描いたお仕事小説。
脇を固めるスタッフやお客さんも魅力的だし、なんといっても美味しそうなアフタヌーティーの描写は「自分も行きたい...!」という気持ちにさせてくれます。
色々な立場の登場人物の葛藤の様子の描き方がうまくて、読後感もよい、心穏やかに読める一冊。気軽に読めるから忙しなくなりやすい今とか良さそうですよ!
ところで、作中の桜山ホテルのティーラウンジは一人での予約も受け付けていて、作中でも一人アフタヌーンティーを楽しむお客様も登場しますが、実際のところは一人予約OKなところはそこまで多くなく、今回私が一人で行けるところを探していた時も「行きたかったけれど予約は2名からか...」となったところもありました。
が、そんな中で今回私が見つけたのは、読書にぴったりな一人予約OKのアフタヌーンティーの場所でした。