#112 いい本読もうよ、鎌倉読書。
今週は夏日!という日があったと思えば、雨がザザッと降り注いだり、少し忙しないお天気模様でしたが、お変わりないですか?
最近は食パンアレンジブームがきております。お気に入りは目玉焼きチーズマヨトースト。(入れすぎ)トースターを持っていないので魚焼きグリルで焼いています🐟
私は、仕事がひと段落したということもあって、最近は色々な人に会いに行っています。
コロナを挟んで直接会うのは数年ぶりという人も少なくなくて、でも、実際に会ってみると空白期間がどんどん埋まっていくように溢れる話を楽しんでいました。
「会いに行っている」と書きましたが、実は、会いにいくきっかけは、私が3月から週に一度お店番をしている古書店へ、みんなが会いに来てくれたことが始まりになっています。
シャッター棒は本屋の相棒。友達が撮ってくれました📷 毎週木曜日 東京・浅草橋の「古書みつけ」におります
「ここにいる」ということが定まっていることが、こんなにも人との再会に繋がると思っていませんでした。
生粋の家大好きな引きこもり気質なので、旅人みたいに軽やかに動けたり、人とコミュニケーションが取れる人に憧れていたけれど、「ここにいる」と旗を立てて待っているという根を張ったコミュニケーションもあるのだ、と発見して、なんだか意外と自分の気質も悪くないのかもな、なんて気分になりました。
さて、そんなこんなでお店番の日に会いに来てくれたお友達から「鎌倉に引っ越した」という話を聞き、その場で予定を調整して、後日「いざ、鎌倉!」することになりました。
鎌倉といえば、ちいさな文具店と代々続く代書屋の11代目として手紙の代書を請け負う鳩子の日々を描いた『ツバキ文具店』、知識豊富だけれど極度の人見知りの主人公・栞子が客が持ち込む古書にまつわる謎を解いていく『ビブリア古書堂の事件手帖』、昔の作品なら漱石の『門』や川端康成の『千羽鶴』などたくさんあります。
歴史の中でも「これまでの朝廷による統一から、初の武士による政治」というターニングポイントを迎えるし、源平合戦も記憶に強いので、鎌倉ってなんだか特別な感じがしますよね。
「いざ、鎌倉!」の朝、私の住む場所からは1時間20分くらいかかるので、これはもう完全なる読書タイムであると、本棚の前に仁王立ち。
うーむ。どうするかな。と悩んで手に取ったのは、