#240 本を売る、境界人。

文学フリマ東京で本を売った話、文学フリマでの出来事が、岩井圭也さんの小説『水よ踊れ』と繋がった話。
Akane 2025.11.30
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外に出ると、道に枯れ葉がたくさん。少し早いけれど、「あれ、もしかして、良いお年を...になるね?!」と言いながら挨拶する人も増えてきて、季節がまた動いたんだなと思うようになりました。今週はいかがお過ごしでしたか?

私は、11月は自宅の引越し、読書会×2、文学フリマ東京というプライベート行事盛りだくさんだったのが終わり、なんだかやり切った感。(部屋も本も全然片付いていない)←

文学フリマ東京41は東京ビックサイトで開催され、出店者・来場者数合わせて1万9,000人(!)というのだからその盛況ぶりは数字からも、そしてその場にいた私としては見た光景からも十分に感じられました。今、「個人が作る、私的な本」は作る人も読む人も増えているのだな、って。

1日があっという間で、こういったイベントに出店すると、レターを読んでくださっている方に会えたり、友達が遊びにきてくれたり、初めましての出会いがあったりと、お祭りみたいでとても楽しかったです。

今や文学フリマには、大手の本屋さんや出版社さん、プロの作家さんなども出店し、大きな集客のきっかけになっている一方で、人も多く会場もとっても大きいので(ビックサイトの南ホール1〜4まで!)、全部を周り切るのは難しく、そのためあらかじめ行きたいブースをSNSやカタログなどでチェックしておく必要がありそうです。

大きくなった文学フリマは「楽しかった!」という側面の他にも、どことなく「地域のお祭り」に近いイメージの場所がここ1,2年で一気に「大規模フェス」となったことで生じてしまった歪みや矛盾みたいなものができたとも言われています。(個人的には誰も悪くないと思う。ただ、パズルのピースはぴったりにはならなかったとも感じています)

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